昨日、静岡英和学院大学人間社会学部コミュニティ福祉学科 教授 永倉みゆき先生(社会科学博士)をお招きして職員研修を行いました。午前中は、子どもたちと一緒に清水山に登ったり、保育室での様子を観察していただきました。山が子どもたちにとって「空間の地図」になっており、遊びが広がる素晴らしい環境になっているとおっしゃられました。
今回は、日々の保育の中で子どもが発した言葉や行動に込められた意味を深く捉え、そこから保育のあり方を見つめ直していくという内容でした。
その中で、子どもが自分で考え、やってみようとする姿をどう支えていくかについてお話を伺いました。
良かれと思って、もしくは子どもを助ける気持ちで、つい大人が先に手を出してしまうこともありますが、子ども自身が考えたり、試したりする中で得る気づきや達成感こそが成長につながるということを改めて感じました。
永倉先生からは、
「この園の子どもたちは、保育者のそばにくっついていくのではなく、自分で遊びを決め、自分で動く力をもっている」
とのお言葉をいただきました。
子どもたちの“やってみたい”という気持ちを大切にしながら、それを保育者が受け止め、そっと寄り添っていく姿勢が日々の保育の中にあるとお話しいただき、とても嬉しく思いました。
研修での学びを生かしながら、職員それぞれが日々の保育を振り返る時間を大切にしています。
子どもたちは、遊びの中で自分の力を試したり、友だちと関わりながら考えたりしています。
私たちも、子どもの小さなつぶやきや動きを丁寧に見つめ、その中に芽生えている「学びの芽」を見逃さずに成長を見守っていけたらと思います。



